英語と一口に言っても、会話英語、文章英語、映画のようにスラングが多い英語など、場面によって使われる単語やフレーズが違ってくるのはご存じでしょう。
日本語もそうですが、言葉には歴史があり、変遷もあり、単語一つ一つに込められるニュアンスも、その使われ方によって、馴染んでいくものです。
しかしながら、外国語を学ぶとなると、そういう感覚というのを一朝一夕には身に付けられません。
まず、習いたての時は、知らない単語を見かけると、辞書を見ながら母国語と比べながら覚えていきます。
英語を勉強するなら、英英辞典を使うように勧められますが、中々意味が入ってこない時もあります。(なるべくなら英英辞典も使ってください。用法などを習得するには、とても良いです。)
今回は、英和辞典ではわからない2つの英単語のニュアンスに関して説明します。
まずは、有名どころで「drug」でしょうか。もう日本語にもなっていますが、言葉のニュアンスからすると「薬物」という意味合いが強いと思います。
極めて客観的な語彙なのですが、使う場面や、いっしょに使う単語によっては、危ない言葉にとらえられがちです。
ドラッグ・ディーラーは「お薬の販売員」ではなく、「違法薬物を扱っている者」になるでしょう。
ただ、一方で、ドラッグ・ストアーは、アメリカでも使われてますが、一般の日用品なども売っている薬屋で、悪い意味はありません。
でも、絶対に空港や警察の前でドラッグという言葉は使わないようにしましょう。必ず悪い方に判断されますので。
次の単語ですが、これを知っている人は、あまり多くないと思います。大学受験やその他の英語の試験を受けた人なら知っていると思いますが、「consequence」という単語です。
英和辞典には、大抵、「結果」という言葉が当てられています。その通りなのですが、ニュアンスで言えば、どちらかというと「悪い結果」という意味合いで使われることが多い単語です。
もちろん、文脈やセットで使われる単語にもよるのですが、こういう単語の背後にあるニュアンスを知ると、より的確に伝えやすいかもしれませんね。